イブシキンオサムシはどこ?
- 7/6
時は遡り初夏の日差しが強い7月上旬
僕はS幌市内に仕掛けたトラップを回収するため照りつける日差しのなか林道を歩いていました
以前のブログでも紹介した通り狙いはもちろんオオルリオサムシ!
なのですがここではそれとは別のイブシキンオサムシというアイヌキンオサムシの一種がとれるらしく
「運良くそいつもとれないかな~」
くらいに考えていました
さて、前回の回収でオオルリオサムシはかなりとれたけれど今回はどうなのかなとの思いで最初のポイントをみてみるも、
いない、
まぁまぁ次がある
いない、、
まだ埋めてあるからね
いない、、、
最後だけど前回ここが一番とれたしイブシキンだって!!
いない!!!!
イブシキンオサムシのいの字もなく、結局この日はオオルリオサムシ1匹を持ち帰るのみとなってしまいました
いや一応いたんかいってね
-
7/25
数日前にニセコのオオルリオサムシで撃沈したのもあり意気消沈していたのですが、いつまでもそんなことを気にしていられない!家から自転車で行ける範囲の亜種を取ろう!
ということで迷ったあげくまたイブシキンを狙うことに決めました
すっかり忘れていたのですがニセコを埋めに行くついでに一応イブシキン狙いで少しコップを仕掛けてヌルっていたことを今書いていて思い出しました
思い出したく無かった😅
そもそもアイヌキンオサムシはオオルリオサムシとは少し違う環境にいるらしく、オオルリオサムシしか取ったことのない僕にとってはどこにうめていいのやらといった暗中模索状態でした
ま、迷っていても始まらないしここがよさそうなんて思うところで埋めていこう
そんなこんなで自転車を走らせ目的地についてコップをうめうめ...
- 8/7
さていよいよ回収の日ですが近づくにつれて段々自信が無くなってきて落ちている気がしなくなってきました
いつもなら
「うぉぉぉぉぉきたぁぁぁぁ!!きっと爆量だぁぁぁぁ!!!!」
みたいなテンションなのですが
今回は
「いやーこりゃー落ちてないだろうなー、うーーん」
ぐらいでした
更に林道入り口にて山から出てきたおじさんに会い
おじさん「これから山に入るの?」
僕「あ、はいそうです」
おじさん「熊に気をつけてね~」
僕「もちろんです、分かりました」
おじさん「3時間前くらいに熊見たからね」
僕「!?!?!?!?」
みたいなこともあり前回の僕はこんなところで口笛吹きながらなに呑気に埋めてたんだろうなんて思いながらも歩いていき
1箇所目
なんてこんなとこかけたのかな
当然0
2箇所目
やっぱだめだな~
ここも0、、、
じゃない!いる!これは!!
イブシキンオサムシ(アイヌキンオサムシ積丹半島亜種)!!!!
半ば諦めかけていたところでの、この子だったので物凄くうれしかった
けれどほっと安心したのも本心😁
途中で諦めずにがんばったかいがあってよかった
3箇所目
うーーん、宝石!
この光沢よ
前世でどんな徳を積めばこんなにお洒落で綺麗な上翅になれるのやら
その後追加は無かったもののここで3匹落ちていて計4匹のイブシキンオサムシを取ることが出来ました
ここのところことごとく惨敗していたので自分が埋めた場所が間違っていない?と分かって安心しました(もっと探せば取れるところがあったのかもしれませんが取れただけいいんです)
めでたしめでたし
- 8/24
また来ちゃいましたイブシキン
如何せん4頭だけしかいないものでもう少し欲しいと欲が出てしまいました
前回とは場所を変えてうめうめ、、
ってうぉい!歩いてるじゃねーか!
何気初の側溝採集なものでテンションも上がり来週の回収への期待も膨らむ
といっても落ち葉もないところにポツンといたので側溝採集レベルは1のまま😋
- 9/2
どれどれどんなものなのか、、
ん?
なぬーー!!
思わず笑ってしまいましたがトリプル落ちしてました
前回の同行者が先に回収しており、まあまあ取れたとは聞いていたのですが想像以上でした
その後もぼちぼち取れて満足のいくボーナス採集でした👍
ちなみに
こちらが9/22に採集した個体
同じ場所でも光沢が強い個体弱い個体、条線(上ハネのスジ)が繋がっている個体途切れている個体など千差万別でした
今回条線が途中で交わったり少し異常がある個体が多いように思えました
条線が切れる個体と繋がる個体がいるためその遺伝子が交わるとこのような条線形成に少し失敗したような個体が一定数生まれてくるのではと個人的には思ってはいるもののこの理論でいくとトマムキンオサムシでもこのような条線が出そうなところですが良くわからないですね😅
最後に8/7日に採集した一番お気に入りの個体の輝きを皆さんにご覧いただいて終わりにしようと思います
こちらっ!
ぎらっぎら!好き!