地元のオオルリオサムシ
前の投稿から少し期間が開いてしまいました。
オオルリオサムシのシーズンも開幕し、ほぼ終盤になってきました。
あっという間でしたね。体感1か月くらいです。
新型コロナウイルスの影響で家で悶々とせざるを得ないときもありましたが、逆に近所の森の良さを再発見することができました。そんなこんなで今回は近場のオサムシについてです。
僕は2018年、2019年と順調にS幌市内でオオルリオサムシを採集してきた。2020年も時間があれば挑戦したい産地はあったがシーズンが始まってしまえば時間なんて足りないくらいになってしまうと思っていた。
そんな時に流行しだしたのが新型コロナウイルスだ。僕の住む北海道も例外ではなく、むしろ感染拡大地域であった。雪まつりあたりで感染が広がったが、その後3月中旬ごろからは陽性患者数も1人や0人を繰り返し収束したかに思えた。しかし、4月の第2週ごろから第2波が来てしまったので、こんな機会だからこそと地元の森に挑戦してみることにした。
そもそも実家は森の近くにあり、行こうと思えばいつでも森に行くことはできた。だが近いがゆえにいつでもいいやと考えてしまい後回しにしていた。というのも2018年にもコップを仕掛けて見事に惨敗しているからだ。その時は数を埋めてなっかったので取れないのも当たり前である。
当日は午後から、しかも雨が降ってきたので3時間のみというやる気のなさで設置は終了。環境変えて4か所に埋めたし落ちるだろう。
初回回収日。
1か所目
昨日かけたんじゃないかってくらいコップが綺麗なまま。
何にもいません。
2か所目
いません。
3か所目
いません。
4か所目
いました。オオルリオサムシ基亜種
最後の10個に4匹落ちていた。危なかった。
やっぱりシーズン最初のルリオサはうれしいもの。思わず声を上げてしまう。
ちゃんと地元にもいることが確認できて一安心だ。
はいやらせ
週によっては0ということもあったが落ちる場所は限られていた。1回だけすべての場所で落ちたことがあったので広く分布しているようだがものすっっっごく薄いようだ。
赤のほかにも、
青
黒
緑
と様々な色彩が出たが、なかでもこの頭から鞘翅までまじりけのない緑は千歳などでも見たことがない色でめちゃくちゃ興奮した。個人的に今年落としたオサムシの中でもかなり上位に来る。
今まで市内でとってきた個体は赤系でサイズも普通ぐらいだったが、ここはカラーバリエーションが豊富でまたサイズも比較的大きめで第2次間室の発達具合も様々だった。
これをやってみたかった
蔑ろにしてきた場所をひとつ制覇できたのはいいことではないでしょうかね。
特に面白みのある内容ではありませんが今回はこんなところで。
新潟遠征その2
新潟遠征その1の続きです。
まだ見てないよという方はこちらから
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2020/3/23 6日目
今日の予定としては午前中のうちに粟島への船が出ている岩船港まで移動し乗船。正午に粟島着、民宿に荷物を置きレンタル自転車を借り次第採集開始といったところだ。粟島への船の出港時間は10:30、新潟駅から岩船港の最寄り駅の岩船駅のまでは2時間ほど。普通に起きれば十分間に合うのだが、いろいろな方のブログを見ていると岩船港近くはコアオマイマイカブリがとれるらしい。これは早起きしていかない理由がないということで6:40の電車に乗るため5:30に起きた。
はずだった。
そう。二度寝である。
こんなこともあろうかと10分おきにアラームをセットするも、止めては寝、寝ては止めを繰り返すこと数回、、、
目が覚めると7:22だった。
散らかっていた荷物をリュックに詰め込みなんとか7:33の電車に飛び乗る。
こうしてあれだけ楽しみにしていたコアオ採集が消えてしまったのだ。
昨晩は各々で宿を確保していたのでコアオはやりたい人だけ行ってやるといった雰囲気だったが自分以外はみんな行っていた。
林からスーツケースを転がしながら出てくる怪しげな先輩方とも合流。ぼちぼちだったらしい。
乗船
いよいよ決戦の地へ
定刻通り正午に到着。
港では民宿のおばさんが出迎えてくれた。部屋に荷物をおき食事をし、観光案内所でレンタル自転車を借りる。そうここ粟島にはレンタカーは無く、移動手段はバスか自転車か徒歩になるのだ。
レンタル自転車は17時までに役場に返却しないといけないのでモタモタしてられない。
早くアオマイマイカブリを出したい!その一心で自転車を漕ぐもなかなかよさそうな場所は無い。無いというよりはどんな環境がいいのか分からないというのが原因だが、立ち枯れ自体ほとんどない。先輩方も途中で森に入っていったっぽいので自分も適当なところから森に入っていく。
粟島に来る前は
誰も入っていないような森の奥まで行けば材もあるでしょ w
と軽く考えていたが、それは浅はかな考えだったと笹藪に入ってすぐに思い知らされる。
笹が濃い!
あれ?ここって北海道だっけ?と思うほど笹が濃いのだ。杉林の林床に生えていた笹や竹は特に濃かった。まぁそんなこと言っていても始まらないので藪を漕いでいき、少し倒木があった小さな杉林で材を割っていく。当初は松林を見つけ集団越冬を出して優勝!といった魂胆だったが、松林が全くないなで仕方なく杉林に入った次第だ。
しかしどれも乾燥しており入っていなかった。ここは早々に見切りをつけて次の場所に行こうとした時、何気なく割ったしょうもない材に"""やつ"""はいた。
木の中で鎮座していたのをつまみ上げて少したってから、ようやくアオマイマイカブリを取ったという実感がふつふつと湧いてきた。
居ないと思い込み強いちからで割ってしまったこととアオマイが当初頭を丸めていたこともあり、いきなりやっちまったかと不安になったが、それも一瞬で消えていった。
何はともあれ無事アオマイマイカブリも取れたことなので後は気楽にやっていく。
一見汚そうなやつでも
反則級に前胸が輝いている上に裏側や足まで色鮮やかで毎回見とれそうになった。
しかしなかなか出ないまま4時過ぎになってしまったので、一応持ってきていたコップを埋めてみることに。サドアオオサムシももう動いていたんだし、これで明日からログインボーナスがもらえるはずだ。
埋め終わるとちょうどいい時間になったので先輩方と合流し成果を聞きあい、自転車を返し宿に戻り一日目が終わった。
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2020/3/24 7日目
さて今日は丸一日採集が出来る日だ。17時までに自転車を返却して宿にて集合ということで3人全員が違う方向へと別れていった。
レンタル自転車
僕はというと最初は北に進み島をぐるっと一周しながらいい所を見つけたら停めて掘っていくことにした。
海岸沿いの林でも出ることを確かめながら粟島最北端まで行く
風は強かったが景色はよい
北部でもちゃんといたが、アオマイ自体が木の奥の方で越冬しておりチョンパしてしまうことも多々あった。
しかし、ここからが地獄だった。
怪しげな天気に加え良さそうな場所が見つからない
仕方なく昨日埋めたコップを見に行く。
雪(粟島亜種)
どのコップにもたんまりと落ちており、自分のセンスに驚かされるばかりであった。
寄り道をしてしまったがさらに南下していく。
自分から見て ここだ! と思える場所が無かったが、南部でも取りたかったのでまだましな林に入っていく。
ここは絶対に誰も入ってないだろうし今後も入らないだろうという場所だったが、それはマイマイも例外ではなかった。
しばらくしてなんとか1匹捻りだし撤退
午前中に取ったのを最後にしばらくマイマイは見ていなかったのでほんの少しだけ安心した。
ここの林は入ってみるとすぐに急斜面になって海に続いており、つる植物がちぎれて背中から落ちかけたときには肝を冷やした。二度と来るものかw。
午後からは天気も回復し、景色も控え目に言って最高だった
某氏も写真をとっていたところ
こりゃいい島だ。
しかし成果は伴わず、昼飯も食えておらず、おまけに時計はもう3時半を指していたので、もう宿に戻ろうかとも思った。しかしALEXANDROSのstarrrrrrrを聞き、もう一度士気を高める。
結局迷走したあげく昨日行ったポイントの近くで掘ることにした。あと1時間でどれだけ掘れるかと思っていたら
あっさり集団越冬を当てることができた。
しかし5m程木を登ったところにあった部分枯れからいきなりでたのでポロポロと下に落ちてしまい、4匹ほどロストしてしまった。冬眠明けとはいえ隠れるのが本当にうまい。
ゆうてそんな大きな集団では無かったんですけどね。
近くにあった木からも数匹ずつ出てくれて最後の1時間でなんとか挽回できた
粟島のカタツムリ
アオマイマイカブリ自体も大きかったが、落ちてたカタツムリの殻も大きかった。
こうして2日目は終了。宿に戻り先輩方と合流したが、みんな疲れている様子だった。その後は今日あった出来事を話すなど談笑し、民宿の料理に舌鼓を打つなどして床に就いた。
- 2020/3/25 8日目
泣いても笑っても最終日である。13:30発の船で新潟に帰るのでタイムリミットは4時間ほどといったことろだ。まずは100個のゴミをきっちりと回収してようやくスタート。
懲りずに同じところに来たが、昨日掘った数本の木がたまたま優良物件だったことに気づく。
移動するも物凄い笹
おおっ!?と思って写真取ったのにコクワ
上げて下げるのはやめていただきたい。その後近くからちゃんとアオマイも出てきました。
ボチボチ出てきた優良物件
この瞬間が堪らない
👍
時間が来てしまったので山を降り、急いで着替えて粟島を後にする。
さらば粟島
結局粟島ではマイマイカブリ以外のオサムシを見ることは叶わなかった。次は夏に来てみたい。
最後に、乗り換えの間の数十分ではあるが、新潟の県北のコアオに未練があったので掘ることにした。
着替えている時間もないのでそのまま松林に突っ込む。
取れると思ってなかったのでめちゃくちゃ嬉しかった
本当に上品すぎる
その後も3匹追加し計4匹のコアオを手に、先に駅に着いていた先輩になんとか追いつき、ようやく長かった遠征の帰路に就いた。
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こうして振り替えると行く前よりは幾分か掘りの感覚が分かったのではないかなと勝手に思っていますが、これからも経験を重ねてもっと掘り上手になりたいと思います。
最後に展足途中ではありますが今回採集したマイマイカブリの写真をのせて終わりたいと思います。サドマイから順に段々とムクロが発達していく様子がわかると思います。
サドマイマイカブリ
アオマイマイカブリ
コアオマイマイカブリ
ルリオサーの姫
皆さんいかがお過ごしでしょうか
新型コロナウイルスの影響もありなかなか外出できないので、今回は少し前のことになりますがヒメオオルリオサムシについて書いておこうと思います。時間がたってしまったこともありますが、このブログを更新しようとしたらデータが消えてまた最初から書くことになったので雑になっております、ご了承ください。
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2019年5月下旬
2日にかけてコップを埋めた気がするが、ジンギスカンパーティーが楽しかったことと暑かったことぐらいしか覚えてなく定かではない。というのもこの時は北海道の佐呂間で39.5℃(5月として全国歴代1位)を記録するなどものすごく暑く、南富良野も例外なく暑かった。
こんな暑さの中でもヒメギフチョウは飛んでいた。ヒメギフの季節はてっきり終わったものだと思っていたが、どうやら内陸部では違うらしい。
ぼろっぼろ
あるところは笹が濃く、あるところはイラクサが濃く、あるところはマダニが濃く、あるところは熊が濃くといった具合だった。
ただ2016年の台風の影響でJRが運休していたり川に流木が残っていたりと爪痕が未だに残っていた。
帰りに千歳に埋まっているコップを見に行ったが、疲れが取れる内容だった。
1週間後
さあ回収開始!
初めはオオルリオサムシの基亜種の富良野型と呼ばれる地域の個体
✨
サイズは普通ぐらい
次のポイントで紺色を一匹追加するものみで聞いていたほど暗色系はいなかった。
てか全然取れなかった。
まぁ所詮基亜種ですしと負け惜しみを言う。
ちなみにマイマイカブリはめっちゃいた。
さてヒメオオルリオサムシことオオルリオサムシの南富良野亜種の分布域に突入。
笹との際とがっつり笹の中に埋めたのでまずは見やすい笹との際を回収していく。
いまいち虫の落ちが悪く、心配になるが
オオルリオサムシ南富良野亜種
おおおおちゃんといるううう
あの暑い中頑張った甲斐があった。
笹の中でもちゃんと落ちた
こいつが個人的に一番好き。
きれいに写真が取れなくてあきらめたけどこの色彩も千歳をめちゃくちゃきれいにした感じでよい
だが聞いていた通り全体的に小さい個体が多かった
ここではルリオサ以外にもコブスジアカガネオサムシやマイマイカブリが落ちていた
ヒメオオルリの分布域のエゾマイマイカブリは小さくなる傾向があるという噂を耳にしたこともあったが、特段小さいわけではなかった。しかしオオルリオサムシの基亜種と南富良野亜種とを分ける境である空知川、これより北(基亜種の分布域)ではエゾマイの前胸背板はほぼ緑であり、南側(南富良野亜種の分布域)では前胸背板はほぼ赤く興味深かった。
終わってみればコップ指数は0.01を少し越えたくらいでお世辞にも多いとは言えない頭数ではあったが、聞いていたよりも豊富なカラーバリエーションを見れたので悪くはなかった。
消化不良だしいつかまた行くからな!必ず!
と心に誓った大学一年の初夏であった
新潟遠征その1
遅くなりましたがあけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
もうすぐ北海道にも春が来ます。今年はあんなに雪が少ないと言われていたのになんだかんだで降り、結局去年よりも気持ち多く雪が残ってる気もします。とはいってもそれは札幌近郊の話であり少し太平洋側に抜けると雪は全然ありません。なので先日ある方とおさ堀りに行くも、自分は敗北。特におおっ!とすることもなかったので割愛。
そんなこんなでエゾマイマイカブリで自信をつけてから行こうとしていた新潟にも、自信を失って行くことになってしまいました。
気を取り直して、
今回の新潟遠征の日程は移動も含めて7泊8日。佐渡島には3泊4日、粟島には2泊3日。最後まで鍬を振り続けられるのか少し不安が残る。
そして今回の目標は オサ掘りの経験を積む こと。これに尽きる。今回の遠征は日程的に余裕があるのでサドマイマイカブリ、アオマイマイカブリはとれるでしょう、気楽にやります。
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2020/3/18 1日目
この日は移動日ということで昼の便で新潟に向かう。今回は余裕をもって出発したのだ
が
でました。千歳線名物""運休""でございます。
急遽空港行のバスに乗り電車の倍ぐらいの時間をかけて到着しなんとか事なきを得たかのように思えた。
が、読み取られない預け荷物のバーコードに対して異常なまでの執着心をみせた係の人の協力(?)もあり荷物を預けたのが保安検査締切1分前。間に合うか...
間に合った。。。
今度からもっと余裕をもって行動しようと改めて思いました。
新潟到着
せっかく新潟まで来たんだしコアオマイマイカブリも取りたいところ。日が暮れるまではまだ少しあるので目星をつけていた場所まで向かう。新潟の河川敷はやばいとの情報を何度も見ていたので川には目もくれず森に入っていく。
終了
出せませんでした。なお前日に新潟入りし午前中から採集していた先輩は、他の場所ではあるがちゃんと出していたのでいないわけではなさそうです。ヌルはつれぇよ...
新潟駅前のネカフェに泊まり、三月のパンタシアのパステルレインをループ再生しながら初日を終えるのであった。
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2020/3/19 2日目
とにかく寝坊が怖かったので2:30に起きた。先輩たちとフェリー乗り場で合流する時間までかなりあったので、ひたすらグーグルマップと国土地理院の地図を使って、よさそうなポイントを改めて選定した。佐渡でかいな。
そもそも佐渡は"工"のような形をしてい上側を大佐渡、下側を小佐渡と呼ぶらしい。
朝食は
腹も満たし集合場所へと歩いていく。
外はまだ真っ暗
無事先輩たちとも合流し朝一の便で佐渡に向かう。
さらば新潟暫しの別れ
佐渡上陸。
早速小佐渡にて試合開始。
気合が入っているのできつめの斜面でもなんのその。
最初に見つけたよさそうな材
あたまでかwww
あっさり出た。夏に死ぬほどエゾマイマイを見てきたせいか、はたまた秋から掘りで連敗を重ねすぎたせいか、この紫と青の深さは心に刺さった。
それにしても最初に叫ぶのはなんかこう気持ちがよい。無論他人が叫ぶと自分まで焦ってしまって出したときに安堵感が混じってしまうのはよろしくない。しかし喜びは声に出してしまうものなのでお互い声が届かないところで叫ぶのが一番いいのだろう。
オンリーワンじゃクソ食らえだ ナンバーワンが良い~♪
You're So Sweet&I Love You/[ALEXANDLOS]
ほくほくした気持ちで戻るも先輩方はもっととっている模様。しかもサドクロ、サドアオもいたとのこと。さすがだ。
ただこの日は佐渡で最高気温18.9℃を記録するなどとても暑かった。
掘り出したサドマイもこんな風に動きが活発だったので正直活動してるんじゃないかと心配になったが、ちゃんと掘り出せているのでそんな心配は心の中にしまった。
その後も数か所回ってぼちぼち数を出し1日目は終了。この日から3日間お世話になる宿には温泉もあり朝食も申し分なく控えめに言って最高だった。野宿やネカフェとは比べ物にならないくらい体力を回復できた。
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2020/3/20 3日目
朝食を食べていたときにトキも見れた。これで佐渡観光の必修科目を一つ履修できた。朝から運が良い。
昨日は小佐渡でサドマイをとることができたので今日は大佐渡ラベルのサドマイを探しに行く。と思っていたのだが、想像よりもかなり手前で冬季通行止め。仕方なく佐渡金山の露天掘り跡である道遊の割戸を横目で見て引き返していく。
必修科目をまた一つ履修できた。GPAなど知ったことか。
道路が通行止めのせいで場所が限られているせいか割られていた材も多数見かけた。
まぁ人が行かないようなところまで行けば関係なし。
こんなほっそい材から出たり
なんでそんなところにいるんだいみたいなところからなんとかひねり出した。
そしてここで
緑~茶褐色までさまざまな個体がいた。サドマイが入らないような水気が多い材の中にいることが多かった。
しかし絶対いるだろと思った松林でも追加を出せず結局大佐渡のサドマイは2匹で終わってしまった。
悲しみ
大佐渡想像以上に辛いw
午後からは小佐渡に戻りほじほじ。
サドマイはたいてい1~2匹で越冬していたがたまに3匹程度で越冬している個体もいた。
最後のポイントは、ここ絶滅寸前だろってぐらいでなかったところだったが先輩が優勝しておりノックアウト。終了。温泉に入り英気を養う。
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2020/3/21 4日目
悪くない天気と悪い成果 な一日でした。良さそうな材はたくさんあるのになかなか出ない。
その後移動するも細い松ばかりでなかなかいいポイントがない。50年後に期待。
そんなことを言っていたらあっという間に1日が終わった。
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2020/3/22 5日目
足元の方の窓から聞こえる軒から滴る雨音がうるさい。あっという間に佐渡最終日だ。モチベーションを上げようとするも雨の音と部屋の冷気のダブルパンチによりあえなく布団に倒れる。最終的に風呂に直行し温まりながらなんとか目を覚ました。
今日はまだ履修できていないサドクロオサムシを取りたいところ。
サドバンボレ?知りませんそんな子w
午後からは晴れるということなので、多数決により佐渡博物館をちょこっとだけ見る。
佐渡の固有種らしいぱっと見ツチガエル
佐渡の伝統的なオサ掘り道具(大嘘)
佐渡の歴史を学んだところで初日のよくわからずに掘っていたポイントの近くで、始める。雨のせいでべしゃべしゃになりながらも車から見えた、いかにもいそうな立ち枯れに向かう。
こういった木からはちゃんと1匹は出てくれる。
雨のせいでもともと湿りすぎている材かどうかはわからないがなんだかよさそうな倒木が
当たり
近くにあった樹皮が苔に覆われた立ち枯れ
こいつも優良物件でした
しかし、どれも数匹で入っているだけで集団越冬はしておらず。集団越冬など夢のまた夢。
移動して掘るも霧が濃いうえにぜんっぜんオサムシがいない。何とかサドマイとサドアオを1匹ずつひねり出し先輩と合流し車に向かって歩いていく。とその時、先輩が道路を歩いているサドアオオサを見つけてしまう。いや活動してんのかーいww。こりゃもしかしてサドマイも活動してたのかもな。
そして時間的にも最後のポイント。最後の気力を振り絞って掘っていく
ん?
やったぁぁぁぁなんとかとれたぁぁぁ!!!
その後一匹を追加してなんとかペア確保。4日間鍬を振り続けて本当に良かった。
水滴が似合う、サドマイは何度見てもいい虫だ
最後にふさわしい仕事をしてくれたこのポイントに感謝。
4日間お疲れさまでした。
さよなら佐渡また来る日まで
この日は新潟駅近くのビジネスホテルで眠りについた。
新潟遠征その2に続く、、、
写真で振り返るオオルリオサムシ基亜種
展足に疲れて伸びをしたら標本に手がぶつかって破壊してしまいました、、、
うろぼんです😥
早いもので北海道では雪が降り始めた。もう虫たちも冬眠を始めているのだろうか。
さて今年は5月に30℃を越える日があったりそのあとなかなか気温があがらなかったり、かと思ったら溶けてしまいそうになるほどの暑さが続くなど、虫の活動にも少なからず影響があった一年だったのではないでしょうか。今回は長い冬も退屈しないためにも今年出会ったオオルリオサムシ基亜種を写真と共に軽く振り返ろうと思う。
4月
千歳市某所
基本色
まぶしい✨
ここら辺のは勇払型でいいのかな?
黒系
この深い紫と緑のコントラスト最高
標本にするとこんな感じに結構色変わってしまうんだけれどもこれはこれで好き
面白い色をしたやつもいる
少しだけ場所を変えるとこんな光沢の強い個体ばかり落ちる
少し場所が変わって月越型
深い赤も青についで好きだけど月越型特有の大きな体が分からない写真
この辺から6月
青い個体が出るところ。青は正義。
勇払移行帯型
セスジを添えて
千歳の中でも一箇所からルリオサ、エゾアカガネ、イシカリクロナガ、セアカが取れるようなところもある
富良野型
紺っぽい個体もいたがこの子は明るい色
原型
ちゃんと近くにも生息してる
標本もいいけれどたまには写真を見てコップを覗いた気分になるっていうのもいいですね。今後は鮮度が落ちてしまった夏の採集を思い出しながらだらだらとブログを書いていくのでよろしくお願いします。(内容は薄くなってしまいますがご了承下さい)