うろぼんdiary

クワガタとオサムシを求めて北海道を中心に活動する大学生の備忘録

青森オサ掘り遠征 2日目 3日目

 

  • 11/3   2日目

スマホのけたたましいアラーム音で2日目が始まった。夜中に一度だけ雨の音で目が覚めたが屋根があったおかげでそこまで濡れずに熟睡できたし幸い雨も朝には止んでいた。公園の屋根つきのベンチ様々である。

さて今日の狙いはマークオサムシ!やる気に満ちて自転車を漕ぎ目的地に到着。

 

オサ堀り開始!!

 

 

 

気合を入れて朽木を探していく。しかし材は割られているものばかりでなかなかいい物件を見つけられない。中がフレーク状になっていても出るのは


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コクワ、コクワ、コクワ。コクワ地獄だ。

また材自体もなかなか見つけられずただ時間だけが過ぎていった。

 

 これはいかんと目星をつけていた他の場所に変更。とその前に昼食をたべようかn

 

パン!プシュ~...

 

後輪がパンクした
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もうそろそろ交換の時期ではあったもののなにも今パンクしなくても

 

 

 

時間を少しロスしたものの急いで昼飯を食べ、次のポイントに行ってみて朽木を探す。

が、本当に朽木が少ない。ぼこっと盛り上がった土を掘り返してもいない。

空虚な時間を過ごしているうちにあっという間に日がくれてしまった。。日がくれても掘ってやると意気込んでいたが、背丈を越える草のせいで方向感覚が狂い自分がどこにいるのかすぐにわからなくなってしまう。結局この日は日没後1時間で採集をやめた。

 

温泉に入り疲れを癒し、体が冷えないうちに寝袋に体をうずめて2日目が終わった。

 

  • 11/4  3日目

 3:20起床 寒い、寒すぎる。

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うんこれなら潜ってるでしょ。

例のごとく寝袋1枚で寝ていたのだがいかんせん顔が寒い。次からは気をつけようと思う。

何はともあれいよいよ今日が最終日だ。待ってろマークオサ。

日の出と同時に掘り始める。

 

 

しかしそこに朽木はほとんどなくただたださまよう時間が続いた。しかもあろうことか久しぶりに見つけたよさそうな材に興奮して力が入りすぎ


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う~ん首の皮1枚でつながってる感じ

残り時間もわずかになり焦りばかりが募る。

最終日マジックなんてそう簡単におきな、、、、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おきませんでした!!!

最終日マジックは意地で起こすものだと思っていましたがそう簡単にはおきませんでした。マークオサムシ、いつかリベンジしに来ます。

 

 

 

さて、帰りのフェリーは夜なのでまだ少しだけ時間がある。ここで一旦今回の遠征の成果を振り返ってみよう、、、あれ、、なくね?

これでは青森に観光しに来た(観光すらできてない)だけになってしまう

 

少し移動し、日暮れまでにせめてキタカブリだけでも堀り出して帰るぞと死に物狂いで頑張るも




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ホソアカガネオサムシ基亜種

 

しかしまたも""やつ""はでない


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 ムツクロナガオサムシ(コクロナガオサムシ青森県亜種)

終了。

 

なにも出ないオサ掘りはかなり厳しいものであったのと同時に自分の力不足を痛感させられた。簡単に取れても面白くないとは言いつつも1匹くらい見たかった!というのが本心でした。

 

今回の遠征はなかなかに渋い結果ではあったものの、いい修行にはなったと思いたいです。それではまたいつか。


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青森オサ堀り遠征 1日目

 

11月初めの3連休で青森行くか!と思い立ったのが10月20日。目的は無論前々から取ってみたいと思っていたマークオサムシキタカブリなわけで。しかし僕はまだ免許を持ってないので当然移動手段は他の人が運転する車か公共交通機関か自転車になる。ならば仕方ない自転車で行こうということでこの旅は始まりました。

 

 幸い自転車はタイヤを外して袋に入れれば電車にのせることができるのであとはいかに安く行くかだ。というよりは安くいかざるを得ないのだ。この旅行を決めた数日前に今年取った虫用の標本箱を数箱注文していたのだ。けれど一度決めた事だしと行こうと思ってしまうのが自分の長所であり短所でもある。

 

 

 

  •  11/1         0日目

そんなこんなで出発当日になりました。午後まで講義があったので夜の船に乗り翌日早朝からオサ堀りをしようとの魂胆である。先輩や他のオサ屋さんと一緒に行くというのもありましたがなんだかんだいって1人でどこか遠征に行ったことがなかったのでこれも経験ということで1人でいくことにしました。

 授業も終わり余裕をもってフェリーに乗り就寝。

 

  • 11/2          1日目

目が覚めるとまだ外は真っ暗だった。時刻は午前3:00。楽しみで起きてしまったのか、隣から規則的に聞こえてくる騒音のせいなのか。4:45到着予定なので港に着いたらすぐ目星をつけているポイントへ行こうと道を覚える。このときは夜明けと同時に堀始めれそうだったので安心していた。

上陸。

 


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朝焼けが綺麗

景色を眺めながら自転車を漕いでいるうちに目的地①に到着。

時刻は5:55分、完璧だ。

朝日が森を照らすのと同時にオサ堀開幕!

待ってろよオサム.......


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.....

....

...

..

.

 

 

 

😇😇😇

 

 

 

 

しばらく先の鉄の板だけで掘っていたが出たものは


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コクロナガクロナガ?これだけじゃわからず

 

 

 

鍬を買うため泣く泣く市街地のホームセンターに逆戻り。

鍬を買い、次のポイントに行くかさっきのポイントに戻るか迷ったあげく地図で見る限りは良さそうである次のポイントに行くことにした。

(後にこの選択が明暗を分けるなんて思いもしなかった)

 

さて次のポイント群で朽ち木を割るも出てくるのは

 

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はちさん

 

 


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オサムシを見ただけでもなぜか少しほっとした


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クロオサムシ東北地方東部亜種

秋って感じの色でいいね

 

 

しかしその後近くの良さそうな森を転々とするも肝心の"やつ"がでないでない。つらい。

そんなうちに日もくれてしまいタイムアップ。

最初のポイントの方がよかったのか?

 

出鼻をくじかれた遠征初日になってしまったが、明日こそはと自転車を分解して電車にのせて翌日の採集予定地の近くまで向かった、、、

 

 

 

 

2日目に続く

イブシキンオサムシはどこ?

 

 

 

  • 7/6

時は遡り初夏の日差しが強い7月上旬

僕はS幌市内に仕掛けたトラップを回収するため照りつける日差しのなか林道を歩いていました

 

以前のブログでも紹介した通り狙いはもちろんオオルリオサムシ

 

なのですがここではそれとは別のイブシキンオサムシというアイヌキンオサムシの一種がとれるらしく

「運良くそいつもとれないかな~」

くらいに考えていました

 

さて、前回の回収でオオルリオサムシはかなりとれたけれど今回はどうなのかなとの思いで最初のポイントをみてみるも、

 

いない、

 

まぁまぁ次がある

 

いない、、

 

まだ埋めてあるからね

 

いない、、、

 

最後だけど前回ここが一番とれたしイブシキンだって!!

 

いない!!!!

 

イブシキンオサムシのいの字もなく、結局この日はオオルリオサムシ1匹を持ち帰るのみとなってしまいました


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いや一応いたんかいってね

 

 

 

 

  • 7/25

数日前にニセコオオルリオサムシで撃沈したのもあり意気消沈していたのですが、いつまでもそんなことを気にしていられない!家から自転車で行ける範囲の亜種を取ろう!

ということで迷ったあげくまたイブシキンを狙うことに決めました

 

すっかり忘れていたのですがニセコを埋めに行くついでに一応イブシキン狙いで少しコップを仕掛けてヌルっていたことを今書いていて思い出しました

思い出したく無かった😅

 

そもそもアイヌキンオサムシオオルリオサムシとは少し違う環境にいるらしく、オオルリオサムシしか取ったことのない僕にとってはどこにうめていいのやらといった暗中模索状態でした

 

ま、迷っていても始まらないしここがよさそうなんて思うところで埋めていこう

 

そんなこんなで自転車を走らせ目的地についてコップをうめうめ...

 

 

 

 

  • 8/7

さていよいよ回収の日ですが近づくにつれて段々自信が無くなってきて落ちている気がしなくなってきました

 

いつもなら

「うぉぉぉぉぉきたぁぁぁぁ!!きっと爆量だぁぁぁぁ!!!!」

みたいなテンションなのですが

今回は

「いやーこりゃー落ちてないだろうなー、うーーん」

ぐらいでした

 

 

更に林道入り口にて山から出てきたおじさんに会い

おじさん「これから山に入るの?」

 

僕「あ、はいそうです」

 

おじさん「熊に気をつけてね~」

 

僕「もちろんです、分かりました」

 

おじさん「3時間前くらいに熊見たからね」

 

僕「!?!?!?!?」

 

みたいなこともあり前回の僕はこんなところで口笛吹きながらなに呑気に埋めてたんだろうなんて思いながらも歩いていき

 

 

1箇所目

なんてこんなとこかけたのかな

当然0

 

 

2箇所目

やっぱだめだな~

ここも0、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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じゃない!いる!これは!!

イブシキンオサムシ(アイヌキンオサムシ積丹半島亜種)!!!!

 

半ば諦めかけていたところでの、この子だったので物凄くうれしかった

けれどほっと安心したのも本心😁

 

途中で諦めずにがんばったかいがあってよかった

 

3箇所目

 


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うーーん、宝石!

 

 

この光沢よ


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前世でどんな徳を積めばこんなにお洒落で綺麗な上翅になれるのやら

 

その後追加は無かったもののここで3匹落ちていて計4匹のイブシキンオサムシを取ることが出来ました

 

ここのところことごとく惨敗していたので自分が埋めた場所が間違っていない?と分かって安心しました(もっと探せば取れるところがあったのかもしれませんが取れただけいいんです)

 

めでたしめでたし

 

 

 

 

  • 8/24

また来ちゃいましたイブシキン

如何せん4頭だけしかいないものでもう少し欲しいと欲が出てしまいました

 

前回とは場所を変えてうめうめ、、

 

 

ってうぉい!歩いてるじゃねーか!
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何気初の側溝採集なものでテンションも上がり来週の回収への期待も膨らむ

 

といっても落ち葉もないところにポツンといたので側溝採集レベルは1のまま😋

 

 

 

 

  • 9/2

 

どれどれどんなものなのか、、

 

 


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ん?

 


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なぬーー!!

 

思わず笑ってしまいましたがトリプル落ちしてました

 

前回の同行者が先に回収しており、まあまあ取れたとは聞いていたのですが想像以上でした

 

その後もぼちぼち取れて満足のいくボーナス採集でした👍

 

 

 

ちなみに


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こちらが9/22に採集した個体

同じ場所でも光沢が強い個体弱い個体、条線(上ハネのスジ)が繋がっている個体途切れている個体など千差万別でした

 

今回条線が途中で交わったり少し異常がある個体が多いように思えました

条線が切れる個体と繋がる個体がいるためその遺伝子が交わるとこのような条線形成に少し失敗したような個体が一定数生まれてくるのではと個人的には思ってはいるもののこの理論でいくとトマムキンオサムシでもこのような条線が出そうなところですが良くわからないですね😅

 

 

最後に8/7日に採集した一番お気に入りの個体の輝きを皆さんにご覧いただいて終わりにしようと思います

こちらっ!
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ぎらっぎら!好き!

 

道北に行ってきたよ!

 

 

タイトルにもある通り道北に行ってきました



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道北の田園風景

もうすぐ秋が来るような寂しい雰囲気が出てる1枚

 


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月形町のかいらく公園


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この池が月の形だから月形町なのかと思いきや樺戸集治監(樺戸監獄となる前の呼び名)の初代所長の名前が月形潔だったからだそうでいささかややこしい

 

ん?虫はどうしたんだって?

 


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よくいるイトトンボ(ガバ同定)

 


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ガムシ

 

湿度が高くていいコンディションかと思いきや夜になると冷え込んでしまい思いの外いい虫がおらず

 

たまにはこんな感じのゆるーい採集もいいですね

 

今回は少し少ないですがこのくらいで、

ちゃんちゃん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、終わるはずがありませんよね😅

ちゃんと埋めてきましたよ(月形には埋めてませんが)

 

 

8/27回収

本当は1週間後にコップを回収したかったのですがこの季節最大の敵の雨で行けず12日空けての回収となりました

 

そもそもこんな秋にわざわざ仕掛けたのは春に一回撃沈したからってのは置いておいて

 

まぁ空けた分だけ落ちるでしょうとの期待を力に変えて自転車を漕ぐこと5時間半、、、目的地に到着

 

設置のとき、時間が限られていたので仕掛けた場所は一ヶ所のみ

正直虫が落ちているか不安でした

 

 

 

が、
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あかーーーん!

センチ地獄と化しており下の虫は腐ってる始末


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期待が絶望に変わり申し訳ない気持ちで一つ一つ丁寧に漁っても出てくるのはエリトラのみ

 

いつもなら綺麗なセンチは持って帰っていますが腐臭に集まるハエでそれどころではなく

(軍手を忘れて素手回収だったなんてまさかね)

 

そんなこんなで半分が経過しもうダメかと思っていたら

 


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やっといた!!キタオオルリオサムシ

そりゃ喜びと安心が同時にきましたよね

 


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エリトラの縁の紫がまたいいこと

 


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👍️

 



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👍️👍️

 

 


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👎️👎️👎️

 

 

てな感じで計6頭と渋い形にはなりましたがヌル回避できたということでよしとしましょう

 

 

青とりたかったよ、、、

 

 

また一段と部屋がししゃもを腐らせたような臭いになったうろぼんでした

オオルリオサムシ探しinS幌

6月も半ばになり、そろそろ平野部のオサムシの活動が収まってくる季節になりました

 

(ブログ書くのが遅れに遅れてキンオサのピークに書いてるなんて言えない言えない)

 

 

が、せっかく休みの日があるのならこれはコップを埋めにいかざるを得ない!

 

 

 

6月15日

てことでチャリを走らせコップ埋め埋め

 

 

 

6月23日

そろそろ落ちてるだろうとわくわくしながら自転車をこいでいく

 

やっとこさ目的地に着き、息も整わないまま一直線にコップへ向かうと、、、

 

 

 

いたっ!オオルリオサムシ

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何回取ってもこの瞬間は嬉しいものですね

とりあえずS幌産のオオルリオサムシが取れて一安心である

 

その後も

キタカブリ

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嘘です

エゾマイマイカブリです

 

 

さらにキラッ!
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(やらせ写真ですが、、、)

 

終わってみれば15頭ほどとれ、なかなかに良い回収でした

 


ここのオオルリオサムシは条線がかなり繋がっている個体が多く一瞬キタオオルリオサムシかと思ってしまいます
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皆さんも是非北の都市に住んでみませんか?